FAQ/ PowerShell入門¶

PowerShellについて、初歩的な部分を教えていただけないでしょうか。

初歩からやり方を教えていただけないでしょうか。

回答¶

チュートリアルを作成しました。
下記の手順を実施して、概要をつかんでいただけますでしょうか。

PCに次のアプリをインストールします。これらのアプリは Microsoft Store から入手します。
- PowerShell
- Windows Terminal
Note

Windows 10 には PowerShellが元から入っていますが、今回はそれを使わず、バージョンが新しくてより使いやすい、上記アプリを使います。
Windows Terminal を起動します
- + R で出現したダイアログに wt と入力します。
- Windows Terminal が起動します。
- これ以降、このアプリを wt と表記します。

スクリプトを実行するための設定を行います。
- 次の文字列をコピーして wt に貼り付けます。
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Set-ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope CurrentUser
- これにより、この wt からスクリプトを呼び出せるようになりました。
- この設定は、このウィンドウを閉じるまで有効です。
スクリプトファイルを作ります。
- メモ帳 (notepad.exe) を起動し、下記内容を貼り付けます。
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echo "こんにちは。"
- C:\temp\helloworld.ps1 として保存します。
スクリプトファイルを実行します。
- 次の文字列をコピーして wt に貼り付けます。
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C:\temp\helloworld.ps1
- こんにちは。 と表示されることを確認します。

このチュートリアルで、PowerShellスクリプトを作成し、呼び出しました。さらに、変数を使いました。
このサイトには、PowerShellのサンプルがいくつかあります。それらも、ここで紹介したように、スクリプトを保存して呼び出すことができます。また、必要に応じて変数の中身を書き換えてください。

Microsoft 公式ドキュメントが充実しています。
- PowerShell ドキュメント - PowerShell | Microsoft Docs
- その他、入門書なども出版されています
- スクリプトの編集には Visual Studio Code がおすすめです
PowerShell のバージョンについて
- 2021年12月現在、PowerShellには Version 5 と Version 7 があります。
- 5 と 7 では、動きが異なることがあります。
- 今回使ったものは 7 です。
- Windows 10 にはもとから 5 が入っています
- 今後、機能やドキュメントなどが 7 を中心に充実していきますので、今回は 7 を使った演習としました。
- PowerShell のバージョン情報を表示させるコマンドは次の通りです。
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  $host.Version
スクリプトファイルのエンコーディングについて
- PowerShell 5を使う場合、スクリプトファイルを保存する際にエンコーディングとして UTF16 を指定します。最近のテキストエディタは、既定のエンコーディングをUTF8 にするものが多いですので、保存の際は注意が必要です。
- 一方、PowerShell 7 の既定のエンコーディングは UTF8 ですので、多くの場合、エンコーディングを気にする必要はありません。