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FAQ/ 浅水方程式が使われているか

DioVISTAには浅水方程式が使われていますか。

回答

はい、使われています。

氾濫モデルに2次元の浅水方程式を、河川モデルに1次元の浅水方程式を使用しています。

浅水方程式(shallow water equations)とは、ナビエストークス方程式(Navier-Stokes equations)を鉛直方向に積分することによって得られる方程式です。浅水方程式という呼び方は、大気海洋物理学や海岸工学で広く使われており、河川工学では、サンブナン方程式(Saint-Venant equations)、2次元不定流方程式、1次元不定流方程式と呼ばれることが多いようです。そのため、DioVISTAでは、2次元不定流方程式、1次元不定流方程式という呼び方を用いています。

浅水方程式では水位と流速が主たる変数ですが、海洋で考えるべき要素(海上風、コリオリ力)などと、氾濫流で考えるべき要素(浸水・非浸水の境界の取り扱いなど)と、河川で考えるべき要素(河道断面形状、分合流など)とはそれぞれ異なります。したがって、同じく「浅水方程式」と呼ばれるものであっても、適用する分野によって、実際の方程式は異なることがあります。

詳細は、テクニカルリファレンス「氾濫モデル - 基礎式」および「河道モデル - 基礎式」をご参照ください。


最終更新日: 2021-12-16