プロジェクト/ 盛土¶
主な用途¶
- 氾濫原において、盛土データが標高として反映されていない場合に、盛土として設定します。
図: 盛土
表: 盛土のコンテキストメニュー項目と機能
コンテキストメニュー項目 | 機能 |
---|---|
盛土の新規作成 | 盛土を新規作成します。 |
盛土のインポート | KML・KMZ形式の盛土データをインポートします。 |
すべての盛土をエクスポート | 盛土データをKMZ形式でエクスポートします。 |
すべての盛土を削除 | 盛土をすべて削除します。 |
盛土の新規作成¶
-
盛土の高さの初期値をプロパティの [盛土高の初期値(m)] にて指定します。
初期値は5mになります。
図: 盛土フォルダのプロパティ画面 -
地図上で盛土を作成する区間をマウスクリックで指定します。
図: 盛土の新規作成(区間指定) -
一つ前の状態に戻す場合、右クリックするか、[BackSpace] キーを押します。
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作成をキャンセルする場合、[Esc] キーを押します。
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ダブルクリックまたはEnterキーで確定します。
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盛土に関する条件をプロパティ画面で設定します。
図: 盛土の新規作成のプロパティ画面表: 盛土の新規作成のプロパティ名と設定内容
プロパティ名 設定内容 名称 任意の名称を入力します。 盛土データ 盛土データ編集画面で、地図上で選択した位置の天端標高、盛土高の設定を行います。 上面幅(m) 盛土の上面幅を設定します。
初期値は、「0」です。下面幅(m) 盛土の下面幅を設定します。
初期値は、「1」です。長さ 地図上で指定した盛土の長さを表示します。 有効 有効/無効の設定をします。
初期値は、「True」(有効)です。
「True」: 有効
「False」: 無効線スタイル 地図上に表示する線スタイル(線種/線幅/線色)を指定します。
初期値は、以下のとおりです。
「線種」: 実線
「線幅」: 2px
「線色」: rgb(80,80,0))3D表示 盛土データの3D表示有効/無効の設定をします。
初期値は、「False」です。
「True」: 3D表示します。
「False」: 3D表示しません。
盛土をインポート¶
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盛土の高さの初期値をプロパティの [盛土高の初期値(m)] にて指定します。
初期値は5mになります。
-
メニューを選択すると開くダイアログが表示されます。
図: 盛土をインポート -
インポート対象のKMLファイルを指定して [開く] ボタンをクリックすると、盛土データがインポートされます。
LineString
要素を盛土として取り込みます。次のKMLファイルを読み込んだ結果を、下図: KMLを取り込んだ後のスクリーンショットに示します。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <kml xmlns="http://www.opengis.net/kml/2.2"> <Document> <Placemark> <name>盛土1</name> <LineString> <coordinates>139.8574919015324,35.70783447287972,0 139.8804076250479,35.70976599913611,0</coordinates> </LineString> </Placemark> <Placemark> <name>盛土2</name> <LineString> <coordinates>139.8594621765656,35.70227606823047,0 139.8834271128942,35.70342018474717,0</coordinates> </LineString> </Placemark> </Document> </kml>
インポート対象のKML要素
Kml の取り込みでは coordinates
の経度、緯度が反映されます。
LookAt
、LineStyle
、および coordinates
の標高値は無視されます。
盛土の天端データを取り込みたい場合は、FAQ/ 盛土データをDioVISTAにインポートするPowerShellスクリプト をご参照ください。
すべての盛土をエクスポート¶
-
メニューを選択すると、[名前を付けて保存] ダイアログが表示されます。
図: すべての盛土をエクスポート -
任意の出力先を指定して [保存] ボタンをクリックすると、盛土データがKMZ形式で出力されます。
すべての盛土を削除¶
メニューを選択すると、確認メッセージが表示されます。[はい] ボタンをクリックすると、すべての盛土データが削除されます。