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FAQ/ 地球の全陸域の洪水予測はできますか

全球降雨データをDioVISTAに与え、地球の全陸域の洪水予測をしたいと思いますが、可能ですか。与えたい降雨データは、0.1度グリッド、北緯60度~南緯60度、東経0度~360度の1200 x 3600の配列データで、netCDFに格納されています。

こちらの環境では、データは読めるのですが、シミュレーションを実行すると、メモリ不足とのエラーメッセージが出ます。

回答

全球の陸域に対し、降雨データを与えて氾濫解析をすることはできません。これは、以下の仕様によるものです。

  • DioVISTAのシミュレーションモデルでは、全球を一度に取り扱うことができる座標を使用していません。楕円体である地球の一部を平面に展開する座標を使用しています。DioVISTAではUTM座標系、または標準地域メッシュのどちらかを使用します。これらの座標は、地球を平面と仮定しています。この仮定は、座標の原点付近ではよく成立しますが、原点から離れた地点では成立しません。原点から離れた地点では、座標上の距離が、実際の距離と大きく異なることになります。
  • モデルの初期化処理の際に、降雨データのある領域全体にメッシュを展開しようとします。このため、降雨データが広域にある場合、ごく小さな計算領域を設定したとしても、モデルの初期化でメモリ不足となります。

回避策として、以下の方法が考えられます。地球全体を対象とするプロジェクトを作るのではなく、地球を複数の地域に分割し、その地域ごとにプロジェクトを作ります。降雨データもプロジェクトごとに分割します。たとえば、UTM座標系では地球全体を120個のゾーンに分割しますので、少なくとも同程度の地域に分割する必要があると考えられます。


最終更新日: 2021-11-25