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FAQ/ 流下型氾濫の水位計算ロジック

流下型氾濫において、セルの水位をどのように求めていますか。

ロジックを教えてください。

回答

流下型氾濫の水位を求めるロジックを示します。

\[ H_T = \frac{H_1 d_2 + H_2 d_1}{d_1 + d_2} \]
  • \(H_1\): 横断線1の水位
  • \(d_1\): 横断線1に対し垂直な線を対象のセル中心まで引いた長さ
  • \(H_2\): 横断線2の水位
  • \(d_2\): 横断線2に対し垂直な線を対象のセル中心まで引いた長さ

横断線が交差している場合も、ロジックは同じです。

なお、"小規模河川の洪水浸水想定区域図作成の手引き(令和5年7月)" には次の要請があります。

小規模河川の洪水浸水想定区域図作成の手引き(令和5年7月) p. 23

6.2 流下型氾濫
横断測線間を25mピッチ等で内挿する節点を設定し、算定した横断測線ごとの水位を直線内挿することにより内挿節点ごとの水位を算定する。

同様の記述が、"国土交通省 小規模河川の氾濫推定図の手引き(令和2年6月)" p. 24にもあります。

DioVISTAでは、横断測線間を 横断線の補間 により、任意のピッチ(たとえば25mピッチ)で内挿することができます。内挿された断面形状は、前後断面の断面形状から内挿して作成します。内挿された断面における水位は、不等流計算・不定流計算で求めます。内挿していない断面の水位を不等流計算・不定流計算で求め、その水位から内挿した水位ではありません。


最終更新日: 2023-09-14