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FAQ/ 河川の横断構造物として堰や樋門を設置したい

河川の横断構造物として堰や樋門が設置され、上下流の流れが制御されている河川をシミュレーションしたいです。モデル化の方法を教えてください。

回答

可動堰でモデル化することができます。
なお、この機能はVersion3.7.0より追加されました。 可動堰は、河川の任意の距離に設置することができます。可動堰の評価式として、[堰]、[樋門]、[樋門(オリフィス)]を選択できます。 また、同一の位置に2個以上の可動堰を重複して設置することも可能です。

なお、留意点としてDioVISTAの樋門は、樋門のゲート天端からの越流がおこらないものとしています。いわば、樋門のゲート天端は無限に高いものとみなしています。 そのため、例えば、DioVISTAの樋門の上流側水位が樋門天端を超えた場合、樋門天端から越流するような状況を表現したい場合には、堰で表現してください。

Version3.7.0以前のバージョンをお使いの場合

河川の横断構造物として堰や樋門を設置したい場合、流末排水機場を河川の途中に設定することでモデル化が可能です。
具体的な手順: 上流側を支川、下流側を本川として2つの河川を作成します。
本川に支川を合流させる設定をします。支川に流末排水機場を作成します
(右クリック > [新規作成] > [流末排水機場の新規作成])。

流末排水機場のプロパティの [動作モード] において、[ポンプ], [樋門], [ポンプ + 樋門] のいずれかを選択します。

[樋門] モードでは、下流の水位が高い場合は樋門が閉じ、低い場合は樋門が開く制御が自動で行われます。

[ポンプ] モードでは、上流の流量か、[最大排水量] のいずれか小さいほうの流量が、下流に流れます。

[ポンプ + 樋門] モードでは、上流の水位に比べ下流の水位が高い場合は樋門が閉じ、ポンプにて下流に排水されます。上流の水位に比べ下流の水位が低い場合は、樋門が開きます。この制御は自動で行われます。

関連項目


最終更新日: 2025-06-16