コンテンツにスキップ

FAQ/ 家屋倒壊危険ゾーンが排水機場の排水区内で出現する

家屋倒壊危険ゾーンが排水機場の排水区内で出現しました。その地点は破堤点とは離れています。このような地点が、家屋倒壊危険と判定されることが理解できません。

回答

これは、排水機場の排水区内で、大きな流速が算出したことが原因と考えられます。また、そのような大きな流速が算出するのは、排水機場が次のような動作をすることが一因です(「浸水想定区域図作成マニュアル(第4版)」参考文献6)。

浸水想定区域図作成マニュアル(第4版) p. 20

3.1. 浸水解析の基本的考え方
(9) 浸水域内の排水条件の設定
排水機場については、排水機場ごとに集水区域を設定し、「ポンプ排水量÷集水区域内の浸水メッシュ数」で算定したボリュームを浸水メッシュより均等に差し引いて排水を実施する(図-3.2-8 参照)。

排水区内にある浸水したセルが少なく、ポンプの能力がごく少数の浸水したセルに集中するような状況では、そのセルの水深の変動が大きくなります。セルごとの流速は、セルごとの単位幅流量を水深で割ることで求めます。この演算は慎重に行っていますが、水深の変動が大きい場合、算出される流速が大きな値になることが、ごくまれにあります。

家屋倒壊危険ゾーンは、流速と水深から求めた値が、閾値を一瞬でも上回ることがあるか、という判定をするため、ある一瞬に算出された値であっても、その値がゾーン内かゾーン外かを決めてしまう、という特性があります。家屋倒壊危険ゾーンは、シミュレーションの計算結果を参考に、エンジニアリング的な判断をして決定することをお勧めします。

詳細は、「FAQ/家屋倒壊危険ゾーンの算出根拠」をご参照ください。


最終更新日: 2022-01-07
Back to top