FAQ/ メッシュサイズ25mで解析したのにメッシュサイズ5mの浸水深が出力された¶
複数のケースの計算結果から、最大包絡のデータをMLIT CSV形式でエクスポートしました。すると、メッシュサイズ25mで解析したのにメッシュサイズ5mの浸水深が出力されました。なぜでしょうか。
回答¶
MLIT形式の最大包絡データは、浸水想定区域図データ電子化ガイドライン(第3版) に準拠したものが出力されます。このガイドラインには、下記の通り記載されています。
浸水想定区域図データ電子化ガイドライン(第3版) p. 39
浸水深(最大包絡)データ(CSV、NetCDF)ファイルについては、原則として地盤高メッシュ(5m等)に換算したもので格納するものとする
また、同じp. 39 の 表3「各ファイルに含まれる要素」には、MAXALL.CSVに含まれる要素として、最大浸水深(地盤高メッシュ)、標高、メッシュコード、座標が挙げられています。ここで、最大浸水深(地盤高メッシュ)とは、5mメッシュに換算した最大浸水深です。
このガイドラインの要請から、MAXALL.CSVには、メッシュサイズ5m(正確には1/200標準地域メッシュ)で補間された浸水深が出力されます。
解析で用いたメッシュ(たとえば25m)で包絡した浸水深については、MAXALL_TIME.CSVを参照ください。
なお、補間の際には、5mメッシュの地盤高データを使用します。ユーザが [計算領域] > [5m] > [地形] を定義している場合は、そのデータを使います。そうでなければ、DioVSITAの既定の地形データを使います。
最終更新日:
2023-03-20