FAQ/ 破堤モデルの破堤した時刻を知りたい¶
越流または破堤が開始した時刻を知りたいです。
シミュレーション結果を、浸水想定区域図データ電子化ガイドライン(第5版)に準拠した形式でエクスポートしました。
これによって、「浸水深・流速データファイル(BPnnnnn_xxxxxm.CSV)」が作成されました。
CSV データの「xxxxxm」部分は、破堤または越流・溢水の発生した時刻からの経過時間(単位: 分)です。
一方、DioVISTAの時刻は、これとは異なります。プロジェクトのプロパティ [シミュレーション日時] からの経過時刻が示されます。
CSV データの「xxxxxm」部分の時刻0に相当する、DioVISTAの時刻を知りたいです。
回答¶
次の3通りの方法があります。
方法1: ファイル KENSAKU/WL_STATION.CSV を参照する¶
BPnnnnn/KENSAKU/WL_STATION.CSV を開きます。カラム "破堤時刻" の値を参照します。
たとえば201507010000と書かれている場合、2015年7月1日0時0分(日本時間)を意味します。
BPnnnnn/KENSAKU/WL_STATION.CSV がない場合は、次の手順で作成します。
- 新規ファイル BPnnnnn/KENSAKU/WL_STATION.CSV を作成します。
-
ファイルに次の内容を書き込みます。
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破堤点No,水位観測所名,河川名,位置,管理事務所番号,観測所番号,破堤時刻 BPnnnnn,,,,,,
-
ファイルを保存します。エンコードはShift-JISです。
- 左側ペインの結果ファイルを右クリックし、[MLIT形式でエクスポート...] を選びます。[CSV形式(第3版)], [CSV形式(第4版)], または[CSV形式(第5版)], を選び、[エクスポート] ボタンを押します。
方法2: 画面で確認する¶
結果を再生します。
画面左上に示された"水量"がゼロでない値になったら、再生を一時停止します。
この時刻が越流または破堤が開始した時刻です。
方法3: 破堤時系列をCSV形式でエクスポートする¶
破堤モデルの破堤時系列のエクスポート機能を使います。
エクスポートされたファイル(CSV形式)を開きます。
カラム "破堤有無" の値が最初にTRUEになった行を見つけます。
その行のカラム "時刻(s)" の値が破堤が開始した時刻です。
関連項目¶
- テクニカルリファレンス/ 入出力機能/ 計算結果のエクスポート/ CSV, NetCDF
- テクニカルリファレンス/ 入出力機能/ 電子化ガイドライン(第3版)改定に関する留意事項
- 破堤モデル/ 破堤時系列のエクスポート機能
最終更新日:
2024-12-09